こんにちは。
先週末にブックオフで買った「君の膵臓をたべたい」を読了しました。
今、とても胸が苦しいです。。いろんな意味で。。。
何年も前から話題になっていて、映画化もされているそうで、
そもそもタイトルが「君の膵臓をたべたい」だなんて、、なんだか穏やかではないなぁ、、
でも話題になってるんだからそこそこ面白いんだとろうなぁ、、、
そんな程度の印象でした。
初版は2015年だそうですが、8年経った2023年の今になるまでご縁なく、食指も動かず、
たまたま先週ブックオフの安売りコーナーを見ていたら聞き覚えのある本が200円になっており、
表装が綺麗だったので、手に取ってページをめくってみると、、
最初の1ページ目からすらすらと読みやすい文体だったので、「読んでみるか。。」と買い物かごに入れました。
基本、グロい、おぞましいサスペンスやホラーが好きな私。
ちょっとラブロマンス的、且つタイトルからは「たぶん主人公が病気で死んでしまうんだろうなぁ」という推測。
一部当たっていましたが、想像を大きく超えて、胸が苦しくなりました。。
昔自分が高校生だった頃にも感じていた、淡い、甘酸っぱい気持ち、、、だけでなく、
そこそこ長い間生きてきてわかる死生観、緩やかに、突然に訪れる死、その反対側にある生について
深く、深く、抉られた感じです。
身近に重い病を患っている人がいます。
年老いた親もいます。
今のところ私は元気です。
が、
誰にとっても、いつ何時、死は平等に訪れる。
そんな当たり前のことを改めて、気づかせてくれた、
淡い表装とは真逆の、深い、重い印象がズンと残った、
つい人にも伝えたくなる、大事な人との関係を思い浮かべる、
そんな作品でした。